最終更新:2022/4/1

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32 - ステーキを売るな!シズルを売れ!

シズル(sizzle)とは、元々、肉が焼けるときの「ジュージュー」という擬音に由来する英単語です。

よく耳にする「シズル感」は、香ばしい香りが嗅覚を刺激し、肉汁がしたたる様子が食欲をそそることから転じて、消費者の五感に訴えて、購買意欲をそそる広告手法として広く用いられるようになりました。

食品に限らず、例えば、木造住宅であれば、木の香りや木が持つ温もりは「シズル感」を演出するキーになりますし、スポーツカーであれば、スピード感や、ピカピカに輝いたボディが「シズル感」を演出してくれます。

タイトルの「ステーキを売るな!シズルを売れ!」は、20世紀半ばに活躍したアメリカの営業コンサルタント、エルマー・ホイラー氏が10万5千ものセールスコピーを分析して導き出した、モノを売るための鉄板法則(ホイラーの法則)です。

つまり、売れるチラシをつくるためには、お客さんが買いたくなる理由(シズル)にスポットをあてればいいわけです。

例えば、主婦が羽毛布団を選ぶときのポイントが「安眠」と「耐久性」であるなら、羽毛の産地や軽さに多くの紙面を割くのでなく、徹底的に「朝までぐっすり」と「10年品質保証」をアピールすればいいのです。

ステーキハウスや焼肉屋さんがチラシをつくる場合、どんな写真をメインにすべきか、もうお分かりですよね?

お皿にキレイに盛り付けられた焼く前のナマ肉を見せられても食欲はそそられませんよ。