最終更新:2022/4/1

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40 - なぜ、「東京ドーム〇個分」なのか

重さ3kgの鉄アレイと同じく3kgの羽毛布団を持ち比べたとき、たいていの人は鉄アレイの方が重いと感じます。
このように実際には同じなのに違うと錯覚してしまうことを心理学では「シャルパンティエ効果」と言います。「鉄は重い」、「羽毛は軽い」、という誰しもが持つ思い込み(イメージ)が錯覚を生じさせるのです。
この「シャルパンティエ効果」を活用した事例がマーケティングの世界では数多くありますので、ご紹介しましょう。
「全品30%OFF、さらに土日はレジにて20%OFF!」というチラシをパッと目にしたとき、ダブル値引きでめっちゃ得やん!えっ50%OFF!?って思いませんか?
実際には、44%OFFで数字の錯覚の問題ですが、2回も値引きしてくれるので安さ(お得感)が増長されるのですね。レシートを見た大阪のおばちゃんからクレームが来るかもしれませんので、ご使用の際はくれぐれも自己責任でお願いします(笑)

「シャルパンティエ効果」は使い方次第で、より商品をイメージしやすく、よりポジティブに伝えることができます。
 例)A:2000mgのビタミンC配合
    B:レモン100個分のビタミンC配合

Bの表現の方がシズル感もあり、より健康に良さそうな気がしませんか?これは、元々レモンにはビタミンCがたっぷり、というイメージが広く浸透していることをうまく活用した事例と言えます。ビタミンCの含有量でいえば、レモンよりもアセロラや赤ピーマンの方が実際には多く含まれているのですが、世間のイメージはビタミンCといえばレモンなのですよね。
このように重さや広さなどを伝えるときに数値だけでなく、世間に広く浸透しているイメージを活用することで、より明確に商品をイメージしてもらい、購入へとつなげることができるのです。

・軽さをアピール➡羽根のような軽さ
・なめらかさを強調➡シルクのような肌触り
・広さを実感してほしい➡東京ドーム〇個分の広さ